ファシリテーションとは? 合意のしかた続く・・・・

それではどうやって合意を取っていくのか?比較的合意の取りやすい順番に方法を説明していきます。


1 責任者の直感

2 参加者の多数決←多重投票法

3 評価項目での評価

4 議論で全員の合意をとる←投票+(合意・納得・合意不可)

 

まずは1責任者の直感これは「え〜〜!」っと言う感じに聞こえるかもしれないですが以外に混乱を減少させます。

 

変な多数決で遺恨を残すよりは、一層のこと責任者が後の責任は全部取るからこれで行こう!の方がまとまってりします。

 

ただ、責任者は大変になりますけどね・・・・・

と言う意味ではせっかくの会議の意味が半減します。

 

会議をすると言うことには、会議のプロセスにおいてその会議で決まったことに全員が責任をもった当事者になってもらうと言うことが入ります。

 

この当事者意識を生み出すためにはこの責任者の直感では少し物足りないものになります・・・・・


続いて2多数決(多重投票法)です。

 

これは多数決の問題点を若干緩和させる方法が盛り込まれてます。

 

それが多重投票法です。

 

多重投票法とうは読んでの次の如く、一人の人が投票権を複数持って多数決を取る方法です。

 

複数投票することにより、その人の意見が複数盛り込まれてきます。

 

つまり、多数決で自分の意見が盛り込まれる可能性が断然に高くなると言うことです。

 

自分の意見が決まると言う単純な状況は人にやる氣を起こさせます。

 

ただ、この多重投票法では回避できない問題があります。

 

それは、「私はこのアイデアは絶対嫌!絶対ダメ」と言うものに多数票が集まった時に多数決の原理でその声が押し殺されてしまうことです・・・・・

 

実はこれが組織に取って後に一番の問題となってきます。

 

絶対嫌、もしくは絶対ダメと思うことには根拠となるその人しか持ち得ない何かがあります。

 

絶対嫌の場合は=感情が絶対ダメの場合は=理論がこの個人の感情と理論を取り合わない会議は後に崩壊します。

 

ここを取り扱うためには大変な努力が必要になります。


次回は3評価項目での評価から説明していきたいと思います。

ファシリテーションとは? 最後のフェイズに入りました!

さて、ようやくファシリテーションの最終フェイズの合意フェイズに入りました。


準備→導入→整理の順番で意見やアイデアが出やすい場所を作り、たくさんの意見を整理してまとめて全員が理解しやすいようにするところまでは完了しました。

 

最後はこの出た意見をしっかりとみんなで合意して実行に移していきます。


しかし実はこの合意が一番ハードルが高いです・・・・・・

 

この合意のフェイズを蔑ろにするとあとで飛んで問題ことになります。

「実は私は反対だった・・・」

「そんなつもりで行ったのではない」

「あなたがやるっていたんでしょう」

「場の雰囲気に負けただけです・・・・・」

「だから言ったのに・・・・・・」

みたいなことが終わった後のにめちゃくちゃ出ます。


なぜ、こうなるのか?それは合意の種類には大きく分けて3つあるからです。

 

それは

WINーLOSE

LOSEーWIN

WINーWIN  この3つです。

 

最後の1つ以外はいわゆる妥協案と言うことです。


自分が妥協して相手に合わせるか?

相手が妥協して自分に合わせるか?

これは変な民主主義の弊害です。

 

民主主義=多数決と思っている人も多いと思いますが、実はこの多数決の原理が会議後に大混乱をおこします。

 

普通に多数決してしまうと、それは単純に少数意見を殺すと言う実に世知辛い結果を生み出すだけになってしまいます。

 

合意のフェイズで最も大事なのは

「全員の合意をとる」

「少数意見の大事にする」

「議論が0ベースに戻ることを恐れない」などがあります。

 

ではどうやって合意を取っていくのかを次回説明していきたいと思います。

ファシリテーションとは・・・・・SMARTの残り2つ

では今日も残りのスマートについて書いていきたいと思います。
S=specific
M=measurable
A=acheable
R=result-oriented
T=time-bound

残りの2つは何か?

result-oriented=resultは成果や結果の意味でorientedは指向性や方向付けられたと言う意味があります。

 

つまり成果やゴールに基づいているか?と言う意味です。

 

これははっきり言ってそもそも論です。


そもそも何に向かって議論して計画を立てていたのか?と言う部分から逸脱したものを生み出しても何の意味もありません。

 

でもよくあることです・・・・・・そしてもう一つよくあることはこの議論のテーマにはロジカルに整合性が取れているがもっと大きな目的つまりその組織の使命からは大きくそれてしまうと言うこともよくあります。


得られたアウトプットは達成可能で具体的さらには定量的でもあり会議のゴールにも沿っている・・・・・・・でも組織の使命から大きく逸脱するとなってはもともこもありません。


つまりファシリテーターの仕事は会議を正しく導くだけでなく組織全体をあるべき姿へ導くと言うことも同時に実現しなくてはならないと言うことです。

 

さらにハードルが高くなりましたが、それだけ必要性も高いと言うことだと思います。

 

さて最後のtime-boundですが、Timeが入っているので、わかりやすいと思いますが時間制約のことです。


つまり「いつまでに」と言うことです。

 

これも、そんなの当たり前・・・・って言うと思いますが、意外に無視して決めている人が多いと感じます。

 

会議が毎月あるから次の会議までと言う暗黙知のまま進めたりなんとなくすぐにだけ決まっていたりします。

 

タイムマネージメントがしっかりとできる組織は非常に強く早いです。

 

強さと早いを生み出すためにも常に「いつまでに」を意識しましょう。


ひとまず「SMART」については以上ですが、ファシリテーションはもう少し続きます・・・・・

ファシリテーションとは? SMARTの残り・・・・続く

では今回もまた残りのSMARTについて説明していきます。

 

SMARTとは何の頭文字をとったものか?と言うと
S=specific
M=measurable
A=acheable
R=result-oriented
T=time-bound
であると書きました。

 

では残りの3つは何か?


acheableこれはachieve(達成する)と言う言葉から来ています。

 

ここでは達成可能かと捉えてください。

 

議論が盛り上げりその高揚感から目標を自分たちの身の丈を大きく超えるものにしてしまうこともよくあります。

 

もちろん大きな目標を立てること自体には意味があります。

 

縮こまったものよりは大きい方が良いことの方が多いです。

 

ただ、目標の設定は手が届くところよりも少し上ぐらいを設定すると言うことが理想的です。

 

チームとしての達成感を味わいやすくなります。


ただ、進化や改革を望むときにはこの限りではないです。

 

例えば2倍や3倍、半分や三分の一のように自分たちの道の延長線から外れないと解決のための糸口見えないような目標を設定することによってブレークスルーを生み出すと言うこともまた効果的です。

 

事業や組織の現状や社会環境や経済環境から大きく変化を求められるときはあえてこのようのな目標を作ることで現状を打破する力を生み出すことが重要になってきます。


ちょうど今のコロナ禍はそんな時期のように感じます。

 

ゼロベースで何かを生み出し、新しい価値に目覚めるそんなチャンスなのではと感じます。

ファシリテーションとは?  スマートの続き

では、整理をするフェイズを続けていきます。


先日はSMART(スマート)して整理すること言うところでおえました。

 

今回はこのSMARTについて説明していきます。


まず、SMARTとは何の頭文字をとったものか?と言う所を説明します。
S=specific
M=measurable
A=acheable
R=result-oriented
T=time-bound

 

では一つ一つ内容について説明していきたいと思います。


まずはspecificこれそのままの意味は「明確な」とか「具体的な」と言う意味があります。


つまりテーマや表現がしっかりと具体的になっているかの確認を意味しています。


さらに詳細に意識するには5W1Hを元に見直すのが良いかと思います。


つまり「Who(誰が)」「What(何を)」「When(いつ)」「Where(どこで)」「Why(なぜ)」が抜け落ちている議論やアウトプットは実効性にかけたり、現実的でなかったりします。


続いてmeasurableこれはメジャー=測ると言う意味からくる言葉ですが、この場合は測定可能か?と捉えてもらえればと思います。

 

世の中にPDCAと言う言葉がありますが、PDCAの陥りやすいミスの中にPのPLAN=計画が不完全と言うことがよくあります。

 

PALNを立てる際には必ずどのようにその成果を検証するかと言うことを盛り込まなければいけません。

 

この達成基準を定量化すると言う部分で非常に不完全な計画が実は多く存在します。

 

ファシリテーションする際にはかならこの定量化を意識して計画を組み立てるように指摘しなければいけません。

ファシリテーションとは? 整理していく続く

さて、ファシリテーションスキルの説明が進んで来ていますがついてこれてますか?

 

非常に大事な事ばかりなので、見失っているようであれば過去分を振り返っておさらいをしていってください。

 

これからの時代には誰にでも必要な内容ばかりです。

 

自分がどこかの会議やミーティングをファシリテートする事がないから必要ないと感じる人も多いと思いますが、この能力は自分を自分でファシリテートするときにも有効です。

 

人間は脳内で常に自分を自分でファシリテートしています。

 

その際にこのスキルを使用できれば出てくるアウトプットは非常に質の高いものになってくると感じます。

 

ぜひ、様々なときに活用してみてください。


今日は整理のフェイズをさらに進めていきたいと思います。

 

整理を進めていく上で欠かせないものはあります。

 

それはロジカルシンキングと呼ばれるものです。

 

常にこの意識を持って議論がずれないか?漏れがないか?をチェックしていく必要があります。

 

このズレや漏れが知らず知らずのうちに議論を歪めていきます。


よくあるのは会議のゴールと全く関係のない話にどんどんずれていく事です。

 

本当のゴールのて今からそれて枝葉末節のところにフォーカスしてしまい時間だけがすぎていきます・・・・・


こんなことを防ぐために以下の部分を常にチェックしてみてください。

 

それは頭文字をとって「SMART」スマートと言います。

 

では次回はこのスマートについて説明していきたいと思います。

ファシリテーションとは? 見える化

先日は「可視化」について説明しました。

 

出た意見をしっかりと留める必要性についてでした。

 

そして、それをどこに出しておくかということが大事とまで説明しました。

 

ではどこに出しておくことが大事なのでしょうか?

 

それは全員の中心もしくは視線の先に見えるように掲げることが大事です。

 

この皆の見える視線の先という状態がとても大事なポイントです。

 

なぜこれがポイントかというとそれは議論を個人と個人との戦いにしないということです。

 

仮に口頭で誰かの出した意見に反論や意見があるとします。

 

「私はその意見の違うと思います」と意見に対して反論したとしてもどうしても意見ではなく、その意見を行った個人に反論しているように聞こえてきます。

 

これを緩衝材のように吸収してくれるのが目線の先に掲げるです。

 

こうすることで意見を出した本人までその意見を客観的に俯瞰して誰かが出したという誰かを外して意見そのものとして捉えることができます。

 

めちゃくちゃ簡単ですが、とても効果的な方法なのでしないてはないです。

 

ホワイトボードの場合であれば壁についているか独立して立っている場合が多いと思うのでそんなに問題なくみんなの視線の先におくことができますが、他の方法であれば少し工夫が必要になってきます。

 

パソコンの場合であれば大型のモニターに写すやプロジェクタで写すというような工夫が必要でしょうし、ノートの場合は机の配置を工夫してできればノートも切って出た意見を全体的に俯瞰できるように大きく書いて並べていくことをお勧めします。

 

少しの工夫で会議は大きな進化を遂げて有意義なものとなっていくはずです。