カリスマ型からサーバント型へ
それでは二つ目のシフト 孤独な競争から「協力して起こすイノベーション」について書いていきたいと思います。
今まで一人の偉大なカリスマが企業を率いて新しい価値観や世界を創っていくというイメージが定着していました。
私もその一人だったように感じます。
誰もが、スティーブ・ジョブス氏に憧れ、孫正義氏の経営手腕を目指し、またビルゲイツのように世界のトップになりたいと願っていました。
しかし、この幻想はいますぐに捨てた方が良いと思います。
これからの時代はカリスマ型リーダーが企業を率いてそのリーダーの向かう方向へみんなで進むという在り方はどんどん通用しなくなってきます。
それだけ、社会のスピードが早まり複雑化してきています。
この複雑化した社会ではコ・クリエーションが重要性をまし、リーダーシップの在り方もサーバント型リーダーへシフトしていきます。
(サーバント型リーダーの在り方は次回に少し書きたいと思います。)
そしてコ・クリエーションを是とする世の中では、共同体を積極的に自ら構築していく必要があります。
さらにその共同体も役割に応じて3種類作る必要があると書かれています。
関心分野を共有する少人数のブレーン集団である「ポッセ」
そして安らぎと活力を与えてくれる「自己再生のコミュニティ」
ポッセとは最近流行りの仕事の在り方のようなものだと思います。
優秀な専門家集団がプロジェクトごとに集まって課題を解決して、また違う課題へとアサインするという仕事の形態をとる集団があります。
ビックアイデアクラウドとは今でいうとことのオンラインサロンのようなものをイメージするとわかりやすいと感じます。
ただ、やはり重要になってっくるのは自己再生コミュニティでしょう。
本当の自分に戻れる場所、共感覚と共生の為の繋がり、これを無くしてはどれだけ価値を生み出し課題を解決しても本当の幸せを感じることができないのでしょうね。
今までは会社、地域、家庭がそれぞれの共同体としての役割として機能してきましたが、これからはその枠を超えて自ら努力してこの強固な関係性を構築していく必要があります。
そして、この関係性を構築していくにあたって最も重要なもの、それは価値観のシフトです。
物質的な豊かさを重んじる今までの価値観から、成長と意義と友情を重んじる価値観へそれぞれが大きくシフトしなければいけないです。
そうすることで、本当の意味での豊かさを手に入れことができる様になるのでしょう。
では、最後のシフト大量消費から「情熱を傾けられる経験」を書く前に、今回文中に出したサーバント型リーダーシップについて少し書きたいと思います。