ドリルが欲しい人が欲しいものはなんですか?
自分への戒めのためにも。
この前に書いた自分の役割を持ってしっかりと肚を据えてこの時代の流れに乗ると言うこと件ですが、時代の流れに乗ることに目を向けすぎて自分が何者かを忘れてしまっては本末転倒です。
この時代への対応の仕方は2つ。
一つはしっかりと自分の役割が生み出す価値を理解して、その価値を提供する様々な方法をチャレンジして新しいやり方を見つけるやり方。
そしてもう一つはあまり大きくは動かずじっとこの波の流れを見据えて危険を察ち回避するを続けて波がすぎた次の時代でタメから生み出した勢い使って価値を増幅させるやり方。
この二つの方法があると思います。
どちらの方法においても大事なのは自分の在り方をブラさないと言うことですね。
今の世の中だから、何でもかんでも生き残るためにやったらいいと考えてしまいがちだと思いますが、ここで本当に残さないといけない価値、伝承伝達していかないといけない想いはなんなのかをしっかりと掴んでいないといけないと思います。
そもそもあなたは何屋さんなのにどんな回答をする時になんて答えるのか?
これが自分たちの価値だ!とちゃんと理解しているか?していないか?が透けて見えます。
有名な話があります。
ドリルを買おうとしている人がいます。
彼の欲しいものはなんですか?
・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・
・
ドリルです・・・・・・・・・・・嘘です。
答えは「穴」です。
ドリルコレクターがいれば話は別ですが、大概の人はドリルが欲しい理由は穴を開けたいからだと思います。
こんな風に仕事を考えると最終的にその商品やサービスから手に入るものは実は自分が売っているものと全く別のものだと言うことが言えます。
例えば本屋さんが売っている価値はなんでしょうか?
本でしょうか?
漫画でしょうか?
雑誌だしょうか?
例えば参考書を買った人にとってはそれは知識を買ったことになるでしょうし、そこから得られる知識を使って何か生み出すことかもしれません。
例えば漫画を買った人はお気に入りの漫画を読みながらひと時の休日をゆっくりと過ごす安らぎかもしれません。
こうやってみていくと自分が提供しているものの価値は実はもっと意味あるそして価値の高いものであることがわかります。
さらに言うと、その価値だけを前提に捉えると手法は無限にあります。
「穴」が欲しいのであればドリルじゃなくても言い訳です。
このコロナの状況を大きく捉えると「ドリル」以外の方法をたくさん試すチャンスが到来していると考えられませんか?
今までは変えたくても変えることができなかった手法という固定概念を進化させる大チャンスです。
手法も含めた絶対的な価値を完全に掴んでいる人はあえて動かないという決断もありだと思います。
(体力が持てば・・・・・・・ですが)
今まで私たちの事業はピンチに幾度となく変化してきました。
今回もこのチャンスを進化の起爆剤にして一氣に変えていくつもりです!
喉元を通って胃に入っても熱さ忘れず進化させます。