日本やっと誕生! 秘訣は声のかけ方だった!
前回、天の御柱周りを左から回るイザナギを右から回るイザナミが出来レース的な擬似ナンパですが、最初はなんとイザナミの方から声をかけます。
「ああ、なんて雄々しい男性でしょう」と声をイザナミからかけます。
そしてそれに応えるように「なんてうるわしい女性だろうか」と言って結婚の契りを交わします。
なんと日本初のナンパは逆ナンだったんですね。
でもこれが・・・・・
その後、当然男女の神様なので子作りをするわけですが、(子作りと言ってもまずは国産みなのですが・・・・)このとき生まれた最初の子供は蛭(ヒル)のような形のない子供が生まれてしまいます。
そして葦で作った船にのせてそのまま流してしまったのです・・・・・
実はこのヒルのような神様のヒルコ神はほとんど、この後神話に登場してきません。
(この辺りはたくさんの解釈があると思いますが、神話と言われる歴史書はある種の事実が含まれていて、さらに言うと時の権力者がいいように書き換えると言う性質があると言うとだけ説明しておきますね)
ヒルコ神の後にも一柱の神も生まれますがそれもとても淡い島とは呼べない淡島が生まれます。
なぜうまくいかないか悩んだイザナギとイザナミは高天原の神々に「なんでうまくいかへんのやろう?」っと相談しにいきます。
(関西弁ではなかったと思いますが・・・・・)
すると高天原の神々のアドバイスはというと「君ら逆やで」と言う物でした。
何が逆かと言うとナンパの方法です。
なんと声のかけ方が逆だと言うのです。
(実は最初からイザナミは違和感があったようですが、イザナギの勢いに負けてそのまま行ってしまいます。)
それを聞いた二柱の神は言われた通り、イザナギは左からまわりイザナミが右から回って(これは最初と同じ方法)出会ったところでイザナギは「ああ、うるわしい女神よ」と声をかけ、これにイザナミが「雄々しく美しい男神よ」と応えます。
そうすると次々に島が生まれ出します。
男から声かけないとダメなんだそうですよ〜〜〜〜世の男性諸君!
まず本州を含む8つの島が誕生したことから日本のことを「大八島オオヤシマ」と呼ぶそうです。
さらに国うみを終えたイザナギとイザナミは今度は神々を産んで行きます。
次回は神々の誕生です!