次々に産まれる神々!!
日本を産んでから三十五柱の神々を次々に産みます。
(古事記では十七柱だそうですが・・・・)
七柱は住居に関わる神々。
石の神、土の神、門の神、屋根の神、棟の神、風に耐える神なのどです。
そして次に三柱の水に関わる神々、続いて四柱の自然の神々と次々に産んで行きます。
船の神、食べ物神、穀物の神までは順調だったのですが、火の神カグツチを産んでなんとイザナミ自身がひどい火傷を負ってしまいます。
その時の嘔吐や糞尿から生まれたのが土、水、粘土、田の水、実りの神でした。
(そんなところからも神様生まれるのってなりますね)
そして残念ながらこの火傷が元でイザナミはこの世を去ってしまいます・・・・・・・
え〜〜〜〜神様も死ぬの!ってなりますが実は神様も死にます。
ちゃんと寿命が設定させています。
さらにイザナミを失ったイザナギは悲しみのあまり大粒の涙を流します。
その涙が川となり海へと流れていき川の神が産まれます。
さらにここからです。
なんとイザナミが死んだ悲しみが収まらないイザナミは「お前の靖弥〜〜」と行って十拳剣(とつかのつるぎ)と言う古代では一般的にな剣でカグツチの首を切り捨ててしまいます。
恐ろしい内容ですが、神話にはよくあるストーリーです。
ここで言うカグツチは人が火を征服したと言う象徴として描かれているのかもしれませんが、この後このカグツチの血からはタケミカヅチや山神なども産まれてくることから、火は破壊の象徴と創生の象徴という両面を持っているということの現れかもしれないですね。
神話は単に物語として存在するのではなく、多くの人間模様が描かれています。
自然の摂理や人としての在り方など様々な要素が織り交ぜられた物です。
ここから何を読み取り何を身に付けるかはその人の好みですが、日本の神話は我々の縦の歴史そのものでもあるので、この先の流れももう少し書いていきたいと思います。