日本人のもつ感性が世界を変える一つのキーワードになる日が必ずくる!

日本人やアジア人が持ち得ているアミニズムからくる多神教的な感覚が「もったいない」という言葉を生んだと言う話でしたが・・・・・・

 

実は・・・・・・

 

もったいないとは実は日本語にしかない表現です。

 

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英語や他の言語にも近い言葉はありますが、なぜ正確に訳せないかと言うと「もったいない」にはたくさんの意味が込められているからだと感じます。

 

辞書的に言うと

神仏・貴人などに対して不都合であること

不届きであること

過分のことで畏れ多いこと

かたじけない

ありがたい

無駄になることご惜しい

 

つまり、他の言語ではその奥にある深い意味までは正しく訳すことができない言葉です。

 

語源は仏教用語の「勿体(物体)がない」と言う言葉から来ています。

 

「勿体」とは「物体」書きますが物のあるべき姿やその本質的な価値と言う意味です。

 

これが派生して「重々しい」「尊大な様」と言う意味ないなっています。


つまり、この言葉には本来あるべき姿をおしみ嘆く心が含まれています。

 

全てのものに命を感じ、哀れみや嘆きを覚えることができる日本人ならではの言葉だと思います。

 

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アフリカのワンガリー・マータイさんという方がこの言葉に含まれる地球資源に感謝し、そして深い敬意を表すという意味に触れMOTTAINAI運動というのをスタートしました。


わざわざ活動の名前にこの言葉を使ったのは、この言葉のもつ深い意味があったからだと思います。

 

私たちのDNAにはこの感覚を理解する感性があります。

 

そして、全てのものに命を感じてそれを知覚的に統合する能力があります。

 

この感性はモノが無闇に捨てられ活かされず、その負の循環が自分たちの首をしめ、子供達の未来を奪うことになっている現在を大きく変化させるとても大きなキーワードになるのではないかと感じます。


そんな感性を持たせていただけたことに感謝です。