ファシリテーションとは?④
今日もファシリテーションの続きを書いていきますね。
ではなぜファシリテーション能力がチームで動く組織に必要になってきているのか?について今日は書いていきたいと思います。
一言で言うと時代が大きく変化してきているからです。
世の中が大きく変わってきている5つの要因があります。
①テクノロジーの進化
②グローバル化の進展
③人口構成の変化と長寿化
④社会の価値観の変化
⑤エネルギー・環境問題の深刻化
これはリンダ・グラットン氏のWork Shiftと言う著書の中で話されている内容です。
以前にも書いた内容ですが、今回必要なのでもう少し詳しく書きたいと思います。
この本もこれからの世の中を語る上では非常に重要な本になるのでぜひ皆さんに読んで欲しい一冊です。
この本の中にはこれから先にどのような未来が予測されるかがかなり詳しく分析されて書かれています。
そしてその予測に重要なキーワードが状況の①〜⑤となります。
1つ目のテクノロジーの進化についてはすでに皆さんもその変化を体で感じ始めているのではないかと思います。
クラウドやビックデータの活用、そしてソーシャルメディアの普及、加えてAI技術の進歩にブロックチェーン技術にと数えるといくらでも出ていくるところです。
このテクノロジーが我々の働き方や生活のありとあらゆる側面に関与してくるようになります。
そしてこれは加速的に進化を遂げます。
これはムーアの法則をグラフ化したものです。
このグラフでいくとすでにコンピュータの集積回路は人間の脳の機能を超えてしまっています。
(あくまでもここでは脳の単体の機能としてのメモリーに限定しておきます。なぜならばそんな簡単に脳全体の本当の役割や機能は解明できると考えていないからです。)
ただ、すでにコンピュータは一般的な機能としての脳を超えるところまできています。
AIの棋士が初めて人間のプロ棋士を破ったり(チェスなどはAIがだいぶん前に破っていますが、最後の取手の将棋も破られまた・・・・)他には人間の医師が見落として病気がAIが発見して治療に結び付いたりと実例をあげるとキリがありません。
そして重要なのはこのグラフが指数関数を表していると言うところです。
これから起こる変化は過去数年で起こる変化が数ヶ月、極端に言うと数日で起こる可能性があると言う事実です。
つまり変化が超高速で起こると言うことです。では次回変化のキーワード②を書いていきたいと思います。