ファシリテーションとは? 合意形成の最後です!
さて、合意の仕方の大詰めに入ってきました。
最後の4議論で全員合意です!
はっきり言ってこれはめちゃくちゃ時間かかります。
でもその分非常に効果的です。
なので、これを使う会議は本当に重要な方向性を全員で決める時などにすることをお勧めしますが、でもできればこの方法を常に活用することができれば非常にパワフルな会議をすることができます。
ではこの議論で全員合意とはなんなとか?
答えは議論するです・・・・・・普通です。
でも議論の仕方、それを促す方法に工夫があります。
それが合意・納得・合意不可の3つに投票してもらう方法です。
まず、あまりにも選択肢が多い場合は、多重投票法で少し選択肢を少なくします。
その上で、一つ一つのアイデアに全員が合意・納得・合意不可のどれかの投票を行ってもらいます。
この合意はそのままでこのアイデアに決まった場合は合意できると言うものです。
納得は合意はできないもののそれで決まっても納得はできると言うものです。
そしてこれが今までの合意の手法とは決定的に違うものです。
それは合意不可、仮にそれに決まってら合意できませんと言う意思表示をしてもらう選択肢を持ってもらいます。
投票の結果、全員の意見が合意もしくは納得であった場合は、その中で合意の投票数が最も多いものを選べばOKです。
さらに得票数の最も多いもの以外に合意不可が入っている場合も問題ないのですが、仮に得票数が多いものに合意不可が入っている場合は非常に荒れます。
この合意不可の意見をしっかりとなぜ合意不可なのか?確認しその不可の理由を徹底的に議論します。
もちろんなぜ合意なのかなぜ納得なのかも話します。
その結果、ここが面白いのですが合意だった多数派が合意不可に寝返って議論が全く違うアイデアの方向へ向かったりすることもよくあります。
でもこれが大事。
この合意不可が本当の意味での意見のぶつかり合いを呼び、議論を本当の意味での議論にしてくれます。
さらに言うと少数派のとてもの大事な意見や考え、アイデアを机上に引き揚げてくると言うことが起こります。
通常の組織では実はこの最も重要なことが黙殺されています。
そして強い意見や強い立場が組織を偏らせます。
でもこれからの時代は組織内全ての意識が反映されて、ネットワークのように有機的に繋がる状態を生み出さなくてはいけないと私は感じています。
大事なことは議論する。でも本当の議論を知らない人が多いようにも思います。
立場や役職関係なく本当の議論ができる工夫をすることが、その組織が本当の価値を生み出すためにとても重要だと思います。