アパレルのこと少し書きます
こんにちはみなさん
黒豹です。
今日は少し自分の会社に関わるお話をしようと思います。
そうです。
アパレルです。
こう見えてもリユースショップ(あえてリサイクルショップではなくリユースとさせてもらってます)と言えどアパレル系の企業の社長です。
(ほとんど記事には書いてませんが・・・・・)
このアパレル。
業界の川下にあるリユース・リサイクルの企業の立場から見るといろんな課題を抱えていることが見えてきます。
近年に入って様々なところから、その問題があぶり出されるようになってきましたが今回されにそれが加速したように感じます。
アパレル業界の強みは大部分がグローバルチェーンによって支えられています。
そして、それが安さの仕組みです・・・・・・
世界中どこでもファストファッションの服がが安く買えるのはこのおかげです。
でもそこに矛盾がたくさんあります。
国内で生産されている洋服は40億点、そのうち消費されるのは25〜30億点ぐらい残りの差分は実が新品のまま廃棄されます。
されに最近のアパレルの傾向はどこよりも早く店頭にと言うことで数ヶ月前から季節を前倒してものを並べるので新品のまま消費されるものの多くはセールなので割り引いて売られます。
使いきれない量を廃棄する前提で作って割引して売る・・・・・・・
そしてそれは誰かが誰かの時間や価値を奪い取っていく出来上がったもの、そしてそれを浪費する仕組みになっている感じます。
この辺の話となるとどしても怒り属性あいつが出てきて語気が強くなってしまいます。
我々が安くてたくさんいつでもどこでも欲しいものが手に入るのは、途上国の人々の労働に支えられています。
自分の家の近くで誰かファストファッションの服の縫製をしている人いますか?
探してみてください。
見つからないはずです。
それは全て途上国と言われるエリアの人々が担っています。
もちろんビジネスベースで動いているので賃金が払われてそれで彼や彼女の生活が成り立っているのも事実です。
でもそこに児童労働や不当な低賃金の問題が入ってくると話は別です。
労働は素晴らしいものだと思います。
たくさんのものが手に入り成長できます。
行動成長期の日日本もそういったものを乗り越えて今を作ったのは間違いないです。
しかし今世界で起こっていることは全く違ったロジックが働いています。
働いても働いても貧困のループから抜け出せない状態になってしまっています。
金融資本の問題が根っこにあり、それに教育の問題や、人種の問題、環境の問題、資源の問題などが複雑に絡み合ってこの負ループを生み出しています。
残念ながらアパレルだけでなく、その他の製品もより安く扱いやすい労働力を求めて世界中に散らばりました。
その結果がこの負のループとグロバールチェーンと言う形です。
しかし、今回の世界の鎖国状態を受けてグローバルチェーンの問題に様々な企業が直面しています。
世界が閉じると途端に機能不全を起こして倒産も相次いでます。
実はアパレル企業はサステナブル(持続可能性)から程遠い位置にいるのではって思ってます。
成長を前提として企業作りから共生を前提とした企業作りがこれから求められてくるはずです。
世界が大きく舵を切るそんなきっかけと今がなればと願っています。
我々もリユース・リサイクルと言う仕事を通して私たちが無理やり誰かから奪ってきたものを再度その人たちへ循環させていくと言うことが少しでもできればと考えています。