イカシテル②
先日からの連作の合間を縫ってイカシテルです!
こんにちは黒豹です。
このコロナ禍の中でさまざまな国がクローズアップされていますが、私はやっぱりこの国が気になります。
そう 台湾
最近は話題に登っていませんが、コロナが出始めた時にいっきに話題になったのがこの人。
台湾政府で「デジタル大臣」を務める唐鳳氏(オードリー・タン氏)です。
小さいことから天才と言われ中卒で独学でITを学び、アップルのデジタル顧問になり、ビジネスでも成功を納め33歳の時にセミリタイアし2016年から蔡英文政権に招かれて35歳の史上最年少大臣となったと言うものすごい経歴・・・・・・
台湾でマスクを買うのが週3枚までと制限されるや否や、ITを駆使してリアルタイムマスク在庫検索システムを作ってしまうなどものすごいスピードと活躍を見せました。
しかも使い捨ての医療用サージカルマスクを家庭で消毒し、再利用する方法を動画で紹介し日本語テロップと吹き替え音声を加えた動画も公開してくれてます。
(公務ではなくプライベートで・・・・)
実は彼だけではなく台湾にこのクラスの実務にたけたワールドクラスの大臣がゴロゴロいるらしいです。
台湾イカシテマス。
なぜこれほどになったかと言うと国民一人一人の意識の違いにあるように感じます。
一番それが出ているのは台湾の投票率、2020年1月に行われた総統選は74.9%・・・・・・
単純に比較するのはおかしいですが、日本の参議院選挙の投票率は50%程度・・・・
台湾の若者は不在投票が認められていないので、この日のためにわざわざ国に帰る人がかなりいたようです。
ここまで投票率が高いのには訳があります。
それは台湾が置かれている国際上の立場にあるように感じます。
(もちろんそれだけではないですが)
台湾と中国との関係に起因する政治的関係が台湾と言う国のアイデンティティーを揺るがす状態にあるからです。
あまり、国際情勢は専門じゃないのでこの関係の詳細について深く書くことは控えておきますが、この関係の中で台湾の2300万人が台湾のことを深く考え自分たちで自分たちの国を支えると言う強い意志を持っているからだと思います。
だから、本当に国をよくするために誰が政治を引っ張りどう言う大臣が国のシステムを構築する方が良いかが国民主体で生み出されていくのだろうと感じます。
日本と台湾の政治家を比較するのではなく、それを生み出している自分自身を比較しなければ、何も解決しないと思います。
テレビをみて政治家の悪口を言っても何も変わらないし、疲れるだけです。
自分の意図で変える事ができるのは唯一自分だけ。
台湾をみていてそんなことを感じたので、「イカシテル奴」2号は台湾です!