日本的なビジネススピリッツ!
今日、会社で申請してい地域・企業共生型ビジネス導入・創業促進事業補助金の審査結果が到着しました。
内容はとてもいいものを作ったのですが、残念ながら不採用・・・・・・
自社だけで補助金申請して採択されるのは難しいですね。
このコロナ禍の中でも新しい価値を生み出すために企画した事業ですが、残念な結果に終わってしまいました。
しかし、補助金がおりなくとも事業としての価値は生み出したいので少し角度を変えてチャレンジはしていきます!
事業の内容はNPOさんとネット事業の企業さんと我々で持続可能な社会貢献の仕組みを作るイメージです。
この大枠の仕組みはこの10年色々とやり続けている考えですが、基本の事業の在り方としてとても重要な考え方は三方良しだと思っています。
三方良しとは近江商人の考え方で源流を辿ると織田信長の楽市楽座を起点とする近江の地での市や座の既得権益の撤廃に端を発します。
もっと言うとさらにその源流は中江藤樹という近江聖人と言われた日本の陽明学の祖にまで遡ります。
近江商人は当時からすでに訪問販売を生業として近江の地を起点にサンプルを持って各国へ営業に周り、受注後に商品を送るというスタイルの事業を確率していました。
ここに儒教の考え方が混ざり、生まれたのがその地で得た収益をその土地にも換言するという考え方です。
当時は得た収益は神社仏閣に寄贈したり、新たな仕入れを購入した土地で起こするいうことをしていたようです。
これが日本の商いとも言われるスピリッツは売り手よし、買い手よし、世間よしの三方が共にwin win winの形を取らないと商いとはいけないという在り方です。
ようやく今の西洋文化を基盤とする資本主義社会もこの考え方を取り入れつつありますが、まだまだ本質的なものが肚まで落ちて取り組まれているかというと疑問が残ります。
古くはCSR(コーポレート・ソーシャル・レスポンスビリティ)に始まり、現在はCSV(クリエート・シェアード・バリュー)という形でハーバードビジネススクールのマイケル・E・ポーターが提唱してグローバル企業がこぞって取り入れている考え方ですが、古くは江戸時代までこの在り方をとどれる日本は最先端をいっていると感じですね。
遠くにある西洋的な一見カッコよく見えるやり方よりも、古くから日本に脈々と根付いている在り方の方が実は本質的で価値のあるものではないかとすごく感じます。
皆さんも日本の在り方を見直してみてはどうでしょうか?