ファシリテーションとは?  ディスカッションって?

先日までは導入段階のための傾聴スキルについて話をしてきました。


ただ話を聴くと言うことはこれだけが有り様ではありません。

 

議論ためには普段しておかないといけないことがかなりあります。


それは、議論のための話の段階です。

 

議論するとは英語でディスカッションと言います。


ディスカッションの語源はパーカッションの語源と同じcuss「叩く」と言う意味とdis「徹底的に」と言う意味の言葉が合わさってできてます。


つまり意見を徹底的に叩き合うと言うことです。

 

徹底的に叩き合うと言うことを初めて会った人といきなりできますか?


ディスカッション慣れしている人同士ならばできるでしょうがそうでないとっくに日本人のような民族には非常にハードルが高いです。


アメリカ人がディスカッションが得意なのは、民族性もありますが学校教育で日頃からトレーニングしているかでもあります。

 

ではディスカッションに何が重要になるのか?


それには人と協力してことを起こすことの関係性ピラミッドを理解することです。


この関係性ピラミッドのベースとなるものそれは会話です。


会話とは何気ない普段の話、趣味の話、昨日の出来事などを互いに交換することです。


この会話が一緒に協力する土台を築きます。

 

そしてその上に乗ってくるのが対話です。


対話とは相手の話を傾聴して聞き、何を考えているのか?またどうしたいのか?何に興味があるのか?などをしっかりと把握し、そして同じだけの情報を相手に伝えることを言います。


そうすることで違いを理解し、議論のための土台を築きます。

 

この二つを経て初めて議論に移ることができます。


議論では互いの意見を叩き合い、より良いものを生み出して行動や役割、目標やアイデアを生み出していきます。

 

なかなか議論にならないケースはこの会話や対話のプロセスをすっ飛ばしてしまっていることが多いです。


普段から付き合いのある場合でもその普段で会話と対話を重ねることでより議論しやすくできます。

 

もし仮に初めての人と議論をすると言う場合においても、できるだけ時間をとって土台の構築をとってから行う方がより創造的な議論が重ねらるはずです。