故繊維加工業の斜陽の理由②

繊維の多様化により、収益率を悪化させていった故繊維加工業ですが、さらに経営環境は厳しくなっていきます。
 
以前、記載しましたが、故繊維加工業の主な収益の柱は3つです。
一つはウエス
もう一つは反毛
そして最後が輸出です。
 
この1本目の柱と2本目の柱がどんどん揺らいでいきます。
 
エスは非常に優れた商品です。
 
もともと古着であるために環境に優しいく有効活用として考えるならばこんなに優れたものはありません。
 
しかも、油の吸収力が高く性能も申し分ないです・・・・
 
しかしここに競合が現れます。
 
それがペーパーウエスやレンタルウエスです。
 
ペーパーウエスは単純に紙で作った代替え品です。
 
そしてレンタルウエスは回収し、洗浄して再利用すると言うものです。
 
ペーパーウエスやレンタルウエス、既存のウエスより確実に環境負荷が高いです・・・・・
 
でも使う人がいます。
なぜか?
便利で安いからです・・・・・・
 
ここでも便利や安いと言う都合が環境の先に現れます。
 
これが現状です。
 
さらにもう一つの柱の反毛も揺らいでいきます。
 
反毛ついてはまた明日。