海外でものすごい人気の日本の古着!
ようやく、故繊維加工業の最終です。
もう、何を書いていてこの話になったのか忘れてしまいそうですが、これが終わったら廃棄物処理法に戻って、さらにCRM型リユース事業に戻りたいと思います!
(その先には企業の社会貢献の在り方のSDGsもありますが・・・・・)
明治・大正から高度成長期が始まるまでは繊維も市場の仕組みも単純でリユース・リサイクルしやすい構造でした。
しかし、社会が複雑化して物が足りない時代から物あまり時代に入り、さらに化学繊維が台頭して混紡素材がほとんどの製品に用いられるようになったことにより、資源の活用が非常に難しくなってきます。
故繊維加工業はこの変化の中で昭和40年台から積極的に動き出したのが海外輸出です。
その当時までアジアの国々にはアメリカから大量の古着が輸出されてリユースされていました。
ただ、アメリカの古着はサイズ的に大きくアジアの国々にはサイズも近い日本の古着が好まれるようになりこの数十年で劇的に輸出量を増やしていきました。
あまり、知られていない事実ですが、日本からアジアの各国には毎年約24万トンもの古着が輸出しされています。
これは枚数にすると約10億枚にものぼります。
日本向けに製造されている枚数は40億枚です。
(なぜ日本向けかと言うと日本で製造されているのは3%程度でほとんどが日本以外の国で作られているからです)
つまり4分の1が日本での役目を終えると海外へ再利用されている状態です。
そして、残念なことに残りの30億枚のほとんどは焼却されてしまいます。
(ウエスや反毛で使われるのはこのうち数%です・・・・)
海外へ輸出された古着はどうなるかと言うとこんな感じです。
こんな感じでアジアの様々な国々で新しく活躍の場を得ています。
アジアの国によって販売の形式は少しずつ違っていますが、だいたいがマーケット(市場)で売られていることが多く、日本のように路面の単独店舗で展開している国は少ないです。
また、写真を見てもらってもわかるように古着総合店舗と言う形ではなくシャツ屋さん、Tシャツ屋さんなどカテゴリーで販売されていることが多いです。
これは商売の成熟度によるのかなと分析してます。
このエリアはまだまだ書くことがあるのもう少し明日も書いていきますね。