世界に広がる古着の世界

日本の古着が海外で活躍している事実を先日書きました。

 

日本の古着に関わらず、アメリカの古着もヨーロッパの古着も世界中で活かされています。

 

知らないのは実はどこの国も使っている消費者である我々だけ・・・・・・

 

世界中でたくさんの衣類が生まれ(多分400億枚ぐらいだったと思います)は廃棄されます(これも多分200億枚くらいだったと思います)。

 

私たちはお気軽に服を買って氣に入らなくなるとすぐに廃棄します・・・・・

 

より安いものをより多く求め続けて捨て続けています・・・・・

 

これは服に限ったことではなく、あらゆるものがその対象になっていると言っても言い過ぎでは無いと思います。

 

ちょっと話がそれました・・・・・

 

世界中でたくさんの古着が流通して第二の人生を歩んでいます。

 

前回も書きましたが、特に多く流通しているのはアフリカとアジアの諸国です。

 

ここまでくるとある種の文化までなっていると言えると思います。

 

ではなぜ、古着がこれだけ多く海外で活かされているのでしょうか?

 

いくつか理由があります。

 

一つはファッションとしての需要。

 

日本でもファッションとしての古着需要があります。

 

そもそも、古着の文化は平安時代に遡り江戸時代に日本では確立されていましたが、戦後の日本では完全に別の流通形態になってしまいます。

 

物不足のため製造が困難になった日本において流通の別の形での古着流通の足掛かりになったのは、実は米軍の払い下げと言われる物です。

 

そしてそれはやがて実需要としての価値からファッションとしての価値として日本の古着文化を形作っていきました。

 

戦後における払い下げ古着を第一次古着ブームとすると、第二次古着ブームは私が学生から社会人にかけての頃です。

 

これはいわゆるビンテージブームというやつです。

 

特にビンテージデニムが安くて数万円高いと百万円の値段がついたい時代です。

 

ヤバかったです・・・・・

 

今でももちろん高価なビンテージデニムはたくさん存在します。

 

数年前にも2000万円で取引されたリーバイスのデニムがあるとか無いとか・・・・・

 

これはもうファッションというよりコレクション、さらに言うと投資的意味合いと考えてもいいくらいなので別格です。

 

第一次、第二次と続きその後も一定のサイクルで古着のブームはやってきていますが、以前に比べると波は穏やかです。

 

まだまだ続く古着の世界・・・・・・

次回もよろしくお願いします。