世界へ広がる日本の古着の世界 パート④
世界へ広がる日本の古着の世界・・・・・・・
今日も続きです。
中国製だけども消費国の製造マネージメントをされた古着たちは当然クオリティがその国の製品と同等となってきます。
そして、誤解を恐れずに言うとアジア各国に入ってくる新品衣料品のクオリティは金額と同等かそれ以下のクオリティです。
つまり、例えば2ドルで売られている新品商品は2ドルのクオリティで2ドル分でできる品質管理を通って作られたものです。
しかし古着は元々は1000円でで作られていてかつその国の製造マネージメントを受けて作られた商品です。
古着になってもその差は変わりません。
さらにもっと言うと2ドルで作られる商品は残念ながらギャンブルのようなものです。
日本の昔の商品でもよくありましたが、一度洗濯してらもう着ることができないようなクオリティのものも多く存在します。
その点古着はすでに洗濯してその耐久試験を合格したものばかりが店頭に並びます。
つまりそこに安心感が実は存在するのです。
たかが古着されど古着・・・・・・おくが深いでしょう〜〜〜
こんな理由からアジアでは日常で衣料品を買う一つの選択肢になっています。
こうやってたくさんの古着たちは消費国で役目を終えて第二の人生をアジアで過ごすこととなります。
ただ、この流通の仕組み大きな違和感を常に覚えています。
これは自分の今の仕事を否定することに繋がりますが、アジアで作った商品を安く贅沢に使って廃棄しないといけなくなったら、またそれを作った国に送り返して使ってもらうと言う矛盾・・・・・・
もちろん、私たちはビジネスとして古着を売っていますし、それを商品として買っていただき喜んでいただけています。
でも、この地球規模での循環にはエネルギーの浪費が多くやがて止まります・・・・・
今は多くのところから搾取することで何とか回っているように見えますが、その搾取してきた先が疲弊してきています。
と言うか限界に来ています。
ここに来てようやくCSR(企業の社会的責任)の話に戻ってきました。
次回へそこに戻っていきます。