世界に広がる古着の世界 パート③

世界に広がる古着の世界 さらに続きます。

 

世界中の古着は実需要でしかも新品と比べてその市場価値は遜色ないものです。

 

価格も大きな違いはないです。

 

ではなぜこのような現象が起きているのでしょうか?

 

その秘密には、世界中に広がるメイドインチャイナの商品が関わっています。

 

日本でもこれだけ多くのメイドインチャイナがある中でないが問題なのか?と考える人は非常に多いと思いますが、世界は広いです・・・・・・

 

そして、日本人の視野は全てに及んでいるわけではないです。

 

日本にあるメイドインチャイナはメイドインチャイナと言っても厳密にみると違っています。

 

なぜなら、日本のメイドインチャイナは製造が中国国内であると言うだけで生産のマネージメントはメイドインジャパンだからです。

 

つまり、製品自体はジャパンクオリティーです。

 

日本の製品品質は世界一です。

 

もっと言うと日本の消費者の製品に対する要求度は世界一です。

 

当たり前の基準が圧倒的に高いです。

 

肉眼では判別が難しいぐらいの傷や汚れや欠損も許しません。

 

これは、そもそもの職人気質の文化が生み出したのか?

真摯に商売に向き合う商人気質が生み出したのか?

日本人の美意識が生み出したのか?

議論は分かれるとことでしょうが、世界でも圧倒的にクオリティーを要求する国です。

 

その結果起こっているの問題はたくさんありますが、個人的には素晴らしい国民性だと感じています。

(ただ、この完璧主義すぎるところがリサイクルの障壁になっていることも事実です)

 

そしてこの日本人気質に合致した商品を中国の工場で作ってもらっているので、メイドインチャイナであってメイドインチャイナでないのです。

 

これは日本製品に関わらず諸外国の製品も同じです。

 

つまり、古着には本当の意味での中国製はほとんど入っていないのが実情です。

 

ここまで描けばなぜアジアの各国で古着と新品が同じ価格で売られているかなんとなく察しがつきますよね。

 

次回、その辺描いていきます。