あなたの服がなぜ安いのか?
長々と遠回りして描いてきました。
CSRの問題からCSVの話からうちの会社の仕事内容へと飛びに飛びまくって書き残しているところの本題へ戻りましょう。
CSRとは企業の社会的責任のことCSVとは共有価値創造のこと。
共に事業活動を通して社会に貢献していく企業の在り方をうたっています。
でも、それを言わないていけない世の中であると言う裏返し。
そもそも日本は三方良しの商いの在り方を前提条件として企業は公器として活動することが当たり前でした。
しかし、最近の金融資本主義に翻弄されて元来のあるべき姿を忘れた結果が、この歪な搾取を前提とした弱肉強食の世界の中にいます。
搾取の構造とはどんな意味なのか?
そもそも商品は適正価格を当てはまるとどんなものでも今の価格より格段に高くなると考えた方が正しいと私は思っています。
それでも巷には100円で何でも買える店があり
24時間いつでも冷たいもの暖かいものが買える店があり
普通は夏しか取れないものも秋でも冬でも買える店があり
どう考えても日本で作ることのできない品種の商品が買える店があり
使い捨て感覚でいつでも手軽に買える店があり
便利によりやすくいつでもどこでも誰でもより多くより贅沢に・・・・・・
これをなし得るものが誰かから何かからの搾取で成り立っているとしたらあなたは今の生活を平気で続けていくことはできますか?
例えば、私たちの会社が生業としてメインに取り扱っている衣類。
これは製品の中で一番最初の問題を生み出し、しかもその規模も地球規模です。
こんな事故を聞いたことありますか?
この事故はとても大きく当時報道されました。
しかしこの事故の前にももっと有名な事故がありました。
それはそれはナイキのスニーカー工場です。
この時も同じく縫製工場が事故になりたくさんの死傷者を出しました。
この時はナイキのブランドに壊滅的なダメージを与えています。
にも関わらずまだこのような悲劇が繰り返されています・・・・・・
人間は学ばない・・・・・・
いや人間の欲望は未来を見通す目を曇らせてしまいます。
次回は、この事故に潜む搾取の構造を描いていきます。