山上商店倒産! そして独立

さて、先々代が務めていた山上商店ですが、残念ながら現在は存在しません。

 

ほぼ寡占化された市場の王者ですが、倒産してしまいました・・・


先にお話ししておくとこの倒産が先々代が創業するきっかけになっています。

 

そしてこの播州が全国的に見ても故繊維事業者が多く存在する理由にもなっています。

 

山上商店が倒産するタイミングでそこで働いていた社員が次々に独立して故繊維の事業をこの播州の地で立ち上げたからです。


先々代もその一社です。ただ大きく違うのが他の社員が立ち上げたのがウエス屋さんでしたが先々代が立ち上げたのは、選別工場でした。


エス屋と選別工場の違いを簡単に説明すると、ウエスという商品を製造するのに原料になる古着を選別した状態で購入してウエスを製造するのがウエス屋で、その原料となる古着をボロ(家庭から排出された状態のまま)を用途別に選別する仕事をするのを選別工場と言います。


こうやって㈱Kurokawaの前身となる有限会社黒川商店は誕生いました。

 

私の生まれる20年前の今から67年前のことになります。


ではなぜ山上商店は倒産してしまったのでしょうか・・・・・

 

次回はそのお話をしたいと思います。