戦略、戦術化するときによくするミス

ビジョンに向けて抜け落ちているパーツがあると前回最後の最後に書きました。

 

さて何が抜けているのか?

 

もう一度ダイエットのビジョンを見てみましょう。

 

「夏までに健康でほっそりとしたボディでカッコよくなりモテたい!」

 

ダイエットして夏までに10kg痩せると言う戦略だけでは残念ながらこのビジョンは達成できない可能性が高いです・・・・・・・

 

もう一度戦略化するためのポイントを書きます。

 

ビジョンはありたい姿、そして現状を分析してありたい姿とのギャップを導き出してそのギャップを埋めるための方向性が戦略です。

 

現状分析は170cmで85kgの小太り、だから理想の75kgを6ヶ月で達成してかっこいボディを手に入れたい・・・・・・

 

間違ってなさそうですが、何が抜けているのか?

それは目的をしっかりと見据える力です。

そして、そのためにより深く現状分析できる力です。

 

もう一度ビジョンをみてみましょう。

 

「夏までに健康でほっそりとしたボディでカッコよくなりモテたい!」

 

ビジョンの最終目的はなんなのか?

それは「モテたい!」です。

 

決して「かっこいいボディを手に入れたい!」ではないことに注目してください。

 

そう考えると「かっこいいボディ」=「モテる」の公式が成り立つかを深く検証する必要があります。

 

もっと言うと現状の「モテない」=「小太り」が完全一致しているかどうか?も検証する必要があります。

 

もしこの検証の結果、自分がモテない理由はそもそも「小太り」な見た目のせいだけではないとしたら、「かっこいいボディ」を手に入れても「モテる」と言う目的を達成できない可能性が非常に高くなります。

 

実は非常に服装もダサくて髪もボサボサで根暗と言う要素も重なって「モテない」と言う現状が生み出されていたとしたら今考えてダイエットでかっこいいボディを手に入れるという「かっこいい」の定義を再度見直す必要があり戦略も追加させていく必要があります。

 

モテたいビジョンに向けたギャップが「小太り」だけではなく「ダサい」「暗い」もあるとしたら戦略も「ダイエット」だけでなく「ファッションセンスをみがく」「コミュニケーション能力を高める」と言う方向性を加えないといけなくなります。

 

つまり、戦略を組み上げるためには現状分析の精度と未来のビジョンをより具体的に明確にする力が必要になります。

 

さらにもっと戦略と言う言葉の深さを考えるならばもう一歩先も考えないといけなくなります。

 

では、次回は本当の戦略の意味を書きたいと思います。