初心忘るるべからず!

今の時代、会社の存在理由(もっと言うと自分の存在理由)を明確にしないで始める起業はやめておいた方が良いと言う話を前回しました。

 

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では、その次に進んでいきますね。

 

会社の方向性を明確化するために必要な設定は以下のようなものです↓

 

会社の存在理由(使命)→経営理念(方向性)→ビジョン(具体性)→経営戦略(中期計画)→戦術(KPI)

 

存在理由(使命)の次に重要なのが経営理念です。

(どれも重要なのですが・・・・・・・)

 

存在理由はどちらかと言うと短い動詞を含む文章です。

 

なぜ動詞かと言うと自分の使命は行動に宿るからです。

そして動詞になると具体性が上がるからです。

 

経営理念も最後には動詞で終わりますが、使命よりは長くなりさらに具体的な内容になってきます。

 

なぜなら経営理念は方向性だからです。

 

どんな手法を使ってどんな世の中を誰のために創るためにどんな会社を目指すのか?と言う大枠の指針がそこに刻まれます。

 

そしてここまでは不易流行の不易の部分となり、変えてはいけないものになります。

 

ちなみにうちの会社の場合では、使命は「活かされていないものを活かす」です。

 

もちろんこれは自分の使命とも重なり、そして縦の歴史から受け継いできたものでもあります。

 

そして、経営理念は

「私達は、衣料のリサイクルとリユースを通して、皆様の生活に役立つ起業を目指します。」

と言うものです。

 

この例でなんとなくイメージがついたでしょうか?

 

使命の方が抽象度が高く、経営理念の方が具象度が高いと言う関係にあります。

 

なんども書いてますが、使命とは生きる意味であり、経営理念とはその使命をどんな方向づけをすることで達成させていくのかと言う指針です。

 

そして、この二つは変えてはいけないものです。

 

もちろんなければ作らないといけないでしょうし、文章が時代とともに少しずつ変化する事や抽象度が高くなり大きく変わったように見える変更をしないといけない事はあったとしても重要なところは変えてはいけないです。

 

もっと言うと起業に対していくと変えないで良いレベルで創り上げることをお勧めします。

 

起業に対しての初心。

 

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それは、いろんな経営上のテクニックや情報、人間関係の問題や会社のトラブルなど、自分を曇らせてしまう前に掴んだ純粋な自身の本分です。

 

まずは、自分と周りをしっかりと観察して初心を生み出すことが起業のスタートであって欲しいと願います。