ファシリテーションとは? まずはどれだけ事前に準備できるか?
それでは4つのフェーズ
①準備のフェイズ②導入のフェイス③整理のフェイズ④合意のフェイズ
この4つについて一個ずつ説明していきたいと思います。
一つ説明しておく必要があります。
そもそもこのファシリテーション能力は会議を円滑に進める技法ですが、そもそもなんのために会議をするのか?の前提を合わせる必要があります。
もっと言うとこれがもっとも重要なことだと思います。
この前提条件の共有こそが、組織の運命を握るといっても過言ではないと感じます。
組織の存在理由がその組織に所属するメンバーの存在理由と重なり、繋がり、融合している状態を生み出すことが前提にあり、その上で会議が進捗して結果が生まれます。
これは組織の大前提ですが、その組織の中で行われる会議においてもこれは必須条件となります。
そもそも組織は何かの目的(使命)に向けて進んでいます。
その使命を果たすために理念があり、理念を具体化させるビジョンがあり、ビジョンを実行するために戦略があり戦術があります。
会議ではこの戦略や戦術を導き出すこと、またそのしたのアクションプランを導き出したり修正したりするために議論されます。
議論が目的なので会議には必ず結論が存在します。
意見交換や状況共有は会議と言いません。
良い会議では会議の明確な目的、どこまで議論して決定するかと言う目標、そのための進め方、ルール、役割分担が明確になっています。
そしてこの目的、目標、進め方、ルール、役割と共有すべき情報が事前に参加者に伝えられている状態でスタートされます。
つまり①準備のフェイズで大事なのは会議に至るまでの事前準備をどこまでできるかと言う部分となります。
昔から段取り八分仕事二分と言われます。
事前準備が万全にできていれば仕事の成果は8割決まると言う意味です。
行き当たりばったりの会議から事前にどれだけ準備をできるかと言うシフトチェンジがファシリテーターには必要です。
さらに準備は何も会議の下準備だけに留まりません。
人の心構えや、会議に挑む状態をファシリテートすることも①準備のフェイズで大事になってきます。
明日はこの辺りを書きたいと思います。