不易流行・・・・・よく聞く言葉だけど

公益性と経済性の両立に続いて、今日は不易流行について書かせてもらいたいと思います。


この「不易流行」ものすごく大事です。

 

この考え方の根っこは生きたたの原理原則の根っこと通ずるものがあります。

 

ここでは経営の原理原則としての「不易流行」で捉えて書きたいと思います。


この「不易流行」は元々は俳諧の言葉で、松尾芭蕉が言い始めたそうです。

 

物事の新古を超越した落ち着きのあるものを不易とし、そのときどきの好みにしたがって斬新さを出したものを流行として解かれています。

 

しかし、この流行追い続け常に変化し続けること自体が不易であるために不易と流行は結合した一つの言葉です。


この感覚でよく引き合いに出されるのが老舗の和菓子屋さんです。

 

何百年続く和菓子屋さんはいつも変わらぬ味を提供しています。

 

だからこそお客様に愛され続けます。

 

しかし、何百年続く和菓子屋さんは常に味を変えることが当たり前となっています。

 

その時代時代に合わせて微妙に味を変化させることにより、変化しないと生み出しています。


時代により人間の舌や味覚は変化していきます。

 

好みも変わり世の中全体の傾向が変化します。

 

その変化を察知して変わらぬ味になるよう組み込むことで変化しないを生み出す。


どんな事業にも変えなけらばならないものと変えないといけないものが必ず存在します。

 

何を変えていき

何を変えないのか?

これを掴んで守り抜くことが経営の原理原則の一つだと思います。


ただし、これはわかっていてもとても難しい・・・・・・

何が難しいかと言うと変えてはいけないものを認識することです。

これを掴めるかどうか?で軸のあり方が大きく変わります。