ファシリテーションとは?⑦

それでは4つ目のキーワード④社会の価値観の変化について書いていきたいと思います。


昨日も書きましたが、家族や性別へ対しての価値観が大きく変容してきています。

 

大家族から核家族主義へシフトしていくことにより家庭内での男性と女性の役割が変わってきています。


大家族では3世代、多いと4世代が一緒に住むことが普通です。

 

子供たちが家族としてお金もかかり手もかかる時期には両親がそれをサポートする。

 

そうすることにより家庭に余裕ができ子育てにも余裕ができます。

 

しかし、核家族になると全てを自分たちでやらなければいけなくなります。

 

何が起こるかと言うと奥さんは家計を助けるために働きに出ないといけなくなり、子供はそのために幼稚園や学童に預けなくてはいけなくなります。

 

私は教育の問題、貧困の問題、育児ノイローゼやネグレクトの問題、シングルマザーの問題、働き方の問題、世の中で起こっているかなり多くの社会課題の問題は実はここからきているのではないかと言う風に考えています。


これは個人主義や自由を履き違えて自分とはなんなのかを見誤った、もっと言うと見誤らされた結果起こっている問題だと感じます。


男性はこうあるべき、女性はこうあるべきと言うことは言うつもりではありません。

 

働きたいと言う女性は働くことで価値を産むべきでしょうし、家庭でもっと育児に家事に関わりたいと言う男性はやるべきでしょう。

 

ただ、誰もが自分の楽しさや快適さを重視するあまり他への関わりをなくす方向へ、楽にする方向へ、軋轢を生まない方向へとすることが正しいと言う誤った感覚を前提にいることが問題をより根深いものにしているように感じてなりません。


少々、キーワードとはそれた内容になりましたが、世の中の劇的な変化を把握する上ではしっかりと押さえておかないといけないポイントであるのは間違いない事実です。


次回は最後のキーワードについて書いていきたいと思います。