生き方の原理原則=武士道
生き方の原理原則その原理原則を日本人向けに著したものが「武士道」だと思っています。
その武士道のあり方の前提のもとに使命と共に生きる人生感を持ち、自分軸を中心に人生を楽しにながら世の中に影響力を持って価値を生み出しつづけている人間が本当の人財だと私の中で定義づけしています。
それでは武士道とはなんなのか?そもそも武士道とはあのお札の人がまとめた日本人のあり方です。
そのあの人とは・・・・・
そう!五千円札のあの人!
新渡戸稲造さんです。
お札ではみる新渡戸さんですが、彼がどんな人物で何をしたのかを知っている人は少ないのでは・・・・と思います。
世界的ベストセラーになった「武士道」と言う著書を描いたと言うことぐらいは知っている人は多いでしょうが、実は彼は国際結婚をしており、しかもクリスチャン出会ったことを知っていますか?
彼が生まれたのは開国前の日本です。
南部藩士の三男として生まれます。
幼い頃から探究心の強かった彼は西洋文化が流れ込んできた明治維新後に様々な刺激を受けて育ちます。
その後、東京英語学校へ入りそこで明治の日本を担う人たち内村鑑三や嘉納治五郎、加藤高明、末松謙澄などと共に学んでいます。
(ちなみに内村鑑三の代表的日本人という本も名著なので読んでみてください)
さらに北海道に渡り入学したのが札幌農学校!
ここはあの有名なクラーク博士が教えていた学校です。
直接の交流はなかったそうですが、クラーク博士の一期の教え子から勧誘を受けて洗礼名を授かって改宗しています。
この改修をしたことがきっかけにクェーカー教の同じ京都のメアリー=エルキントンと出会い結婚します。
その後ドイツに留学中にベルギー人の教授に「宗教教育のないのに、日本人はどうやって善悪の区別をするのかね?」という質問をきっかけに「武士道」という本を執筆することになります。
生涯を日本人の精神性の教育に捧げた彼ですが、苦悩も多かったようです。
西洋と日本の架け橋になるために国際連盟の初代の日本代表をし尽力したりと様々な功績も残しています。
そんな新渡戸稲造さんの書いた「武士道」の精神について次回書いていきます。